【※前編より続き】

2.公共イメージと認知度の向上については
① ロータリーって何をする団体?

② ロータリーの「陰徳の振る舞い」から「公共イメージと認知度の向上」への意識改革を推進する。

③ 1 分間でロータリーの魅力を説明できるようにして行きたいと思います。
 ある日、エレベーターの中で「ロータリークラブとはどのようなものですか?」と聞かれたことがありました。私はロータリーの素晴らしさを伝えようと話をしましたが、話が全部終わらない内に、エレベーターは1 階に到着してしまい、その方は行ってしまいました。ロータリーの素晴らしさについて、1 分間で話せることの必要性を感じたのです。

④ ロータリー・デイを設けたいと考えます。
 地域社会の人々に、楽しみながら情報を学んでもらうイベントを催してロータリーを紹介するというもの。クラブ入会への関心を持ってもらい、ロータリーについてより良く理解してもらえる機会です。例えば、野外でのピクニックやバーベQ
大会・スポーツ行事やコンサート等が考えられます。
 また、地域におけるイベント等にロータリーマークを掲げて積極的に参加したい。そして、色々な広告媒体を通して、ロータリーの認知度を高めたいと思います。

⑤ ロータリーバッヂ着用を徹底してまいりたいと存じます。ポールハリスは、1911 年1 月創刊の〝ザ・ナショナル・ロータリアン〟の中で「ロータリーバッジは資質の保証となるべきものでなければいけない」と、述べています。


3.寄付の獲得については
① 米山奨学金 寄付 1 人20,000 円以上
 昨年度は、63 クラブ中32 クラブが未達成。本年度は全クラブ達成をお願いします。

② 財団寄付 1 人200 ドル以上 
 一昨年度は63 クラブ中35 クラブが未達成、昨年度は、45 クラブと未達成が増加傾向。本年度は全クラブ達成をお願いします。

③ ポリオ寄付 1 人40 ドル以上
 現在ロータリーは世界ポリオ撲滅推進計画に参加して活動しています。

国際ロータリーは昨年、3年間で7,500 万ドルの寄付をすることを国連の場で表明致しました。
この金額は単年度で2,500 万ドルです。第2780 地区が属する第2 ゾーンには90 万ドルの寄付要請があります。
これを9 グループで分担すると10 万ドルになります。当地区ではこのうちの2 万ドルはDDF(地区財団活動資金)から負担する事になりますので、単年度では皆様のご協力により8万ドルを集めることが必要です。このための寄付目標額として一人当たり40 ドルのご協力をお願いすることになります。

ポリオワクチン1つ= 60 セント(66 円)→3人分
1人分は20 セント(22 円)
40 ドル(4,400 円)で200 人

第2780 地区は2,317 人なので1 人40 ドルの寄付で463,400 人子どもをポリオから救う事が出来ます。

 ポリオの常在国及び常在国以外における、昨年1年間と今年1月~ 10 月21 日とのポリオ症例数の比較をするとパキスタン 93 から210、アフガニスタン 14 から12、ナイジェリア53から6、赤道ギニア 0から5、イラク 0から2、
カメルーン 4から5、シリア 35 から1、エチオピア9から1、ソマリア 194 から5、ケニア 14 から0と増えている国、減っている国がありますが、世界合計では416 から247 に減っています。とは言っても、まだ247 の症例数が
あるのです。この247 をゼロにするためにも、一人40 ドルの寄付が必要なのです。

④ ベネファクター1クラブ1名以上 
  ・ 会員50 名未満のクラブは 1 名 
  ・ 会員50 名以上のクラブは  2 名
  ・ 会員100 名以上のクラブは  3 名
でございます。ロータリアン一人一人からの寄付は、世界中で有効に使われています。寄付は何故必要なのか?世界中にたくさんの助けを求める人々がいるからなのです。また、私達が活動する上で忘れてならないのは「戦略計画」です。
ロータリーの「戦略計画」は、3 つの戦略的優先項目
 「クラブのサポートと強化」
 「人道的奉仕の重点化と増加」
 「公共イメージと認知度の向上」
を掲げ、その下に16 の目標を定めています。
そして、その中心には中核的となる価値観「親睦・高潔性・多様性・奉仕・リーダーシップ」があります。

 「戦略計画」につきましては、ガバナー補佐の方からもお話があったことと存じますので、詳細については申し上げませんが、「戦略計画」の重要性を十分に理解していただきたいと存じます。

 ロータリーも時代の変化に対応していかなければいけません。従って、「魅力あるクラブ」の模索や追求は、恒久的なテーマといっても過言ではありません。
 現状に安住するのが一番楽ですが、それは一番良くない事です。より魅力のあるクラブを作るために、勇気を持って挑戦しましょう。ポールハリスは、1935 年に「ロータリー物語は時代とともに何度も書き換えられるでしょう」と言っています。時代に対応せよと言っているのです。
 イギリスの自然科学者チャールズ・ダーウィンは「この世に存続、繁栄する生物は、最も力の強いものではなく、最も知性の高いものでもない。それは、最も変化に対応できるものである」と述べています。時代の変化に対応して、新しいロータリー物語を作っていくのは私たちなのです。
 また、ロータリー財団の創設者である アーチC.クランフ1916年~17年度RI 会長は、「明日のロータリーがどのようなものになるのかは、誰にも予測できない。しかし、ただ一つ確かな事は、明日のロータリーが今日のロータリアンの行動に掛かっているということだ。」と述べています。明日のロータリーは、今日の私達の行動にかかっているのです。

 以上本年度の取り組みをお示ししてまいりましたが、もう1 つ私は皆様とともにロータリアンとしてどう生き、どう考え、どう行動し、どう感動するかを追求して行きたいと思います。そこで、「LIGHT UP ROTARY」「ロータリーに輝きを」が本年度のテーマですが、私は更に、「LIGHT UP MYSELF」「自分自身に輝きを」を第2780 地区のサブテーマとして挙げたいと思います。これは、ロータリアンの皆様一人一人が輝く事で、クラブを輝かせる事が出来ると思うからです。その為の、自分自身の行動指針としてはロータリー活動において「五つのカンドウ」を皆様と共有し、かつ実践してまいりたいと存じます。

「五つのカンドウ」
一、感 動  一生懸命(一所懸命)奉仕活動をしよう
二、歓 働  歓んで奉仕活動をしよう
三、汗 働  汗をだして奉仕活動をしよう
四、貫 道  ロータリー精神を貫こう 
       「入りて学び、出て奉仕せよ」「超我の奉仕」等を貫こう
五、環 働  輪になって奉仕活動をしよう

でございます。
皆さんと一緒に、この「五つのカンドウ」を共有し、実践してまいりたいと存じます。
そして、私達一人一人の「LIGHT UP MYSELF」「自分自身に輝きを」で、「LIGHT UP ROTARY」「ロータリーに輝きを」を達成させましょう。
 第2780 地区2014 ~ 15 年度「地区大会」が、10 月18 日(土)・19 日(日)に開催されます。是非とも地区ロータリアン全員、そしてそのご家族の方のご参加をよろしくお願い致します。

最後になりましたが、皆様のお力添えを切にお願い申し上げまして、私の話を締めくくりたいと存じます。ありがとうございました。 以上

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